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素直ないい人ほど捕まる輝く「格言」の落とし穴


「○○であれ!」

「○○せよ!」

そんな言葉で

くくられている

「格言」

かっこよく

聞こえませんか?

wikipediaには

格言(かくげん)とは、

人間の生き方、真理、戒め、

武術、相場、商売などの真髄について、

簡潔に、言いやすく覚えやすい形に

まとめた言葉や短い文章。

アフォリズム(aphorism)、

名言、箴言、警句。

書いてあります。

世界中

みんな

格言大好き!

格言は

うまく使えば

自分をプッシュしてくれ

強くなれることもあります。

ただ

人を束縛しすぎるものは

愛好家以外

少々ご用心ください!

というのが

今日のテーマです。

というのも

このトラップに

巻き込まれ

苛まれていらっしゃる方が

非常に多いからです。

例えば

無価値感が強い方

感情のアップダウンが激しい方

自虐的な方

そして

増え続ける

鬱・双極性障害

神経症の方は

ちょっとだけ

ご自身に聞いてみてください。

どんな

格言にそそられる?

まず

核心に迫る前に

比較として

自らの心と行動を束縛する

「禁止令」(〜するな)

というストレスのでき方

の復習から

させてください。

地球上の生物は

人間を含め

過去の出来事から学ぶように

できています。

特に

生命維持のため

脳は過去の苦い経験は

暗記メモリに落とし込み

同じことが起こった時に

瞬時にその時の感情を

フラッシュバックさせ

問題を回避し

行動の選択肢を制限しようとします。

これが

本能から無意識におこる「禁止令」です。

「以前の経験から学びました。ココでは○○であってはいけないと。」

裏の声(本当はココで○○でありたいんだけどね、経験上やめます。)

例)ココで無邪気であってはいけない。

裏の声(本当は裏表なくどこでも無邪気でありたいんだけどね、経験上禁止です。)

これは

ご自身でご自身の経験から学び

自制をかけている

状態です。

学びや

時には生命維持のためには

大切なことなのですが

思考が曲がっておかしな方向に禁止が入ったり

曲がらずとも禁止事項がいきすぎると

ストレスで、不安になったり、

調子を崩したりします。

いきすぎる

問題です。

行き過ぎなければ

いい部分もいっぱい。

これを理解してください。

そして

上記をふまえ

今回のテーマ。

「○○であれ!」

「○○せよ!」

などが

人を束縛しすぎる件にはご注意

について。

これも

誤解ないよう

最初に言っておくと

生命維持のためには

適度に必要ですし

なんなら

使いようによっては

素晴らしいパワーも

発揮するので

その分見えにくく

やっかいなものなんです。

例えば

いい例としては

これらの格言

うまく働いている時は

人は我を忘れて

夢中になり

行動をしている場合があります。

人より早く仕事が出来たり、

人よりも優れていたりすると

何故かしら誇らしげな気持ちになったり、

充実するという状態になります。

ポジティブな状態では

感情を押さえ込むことなく

成長を手助けする場合もあります。

ですが

始めます。

(淡々といきます)

この

「○○であれ!」

「○○せよ!」

に潜む大穴。

これは

言い換えると

「〜しなさい!」

という

命令

なんなら

脅迫・束縛

をはらんでいます。

誰が誰に??

とお思いの方要注意。

格言はご自身が読んで

ご自身が受け入れたんですよね?

ということは

「〜しなさい!」という

命令・脅迫・束縛は

「ご自身がご自身に」

しているんです。

えーーーーー!!!

クラクラしましたか??

このように

一見

ピカーッと光る

ご自身が

取り込んだ格言が

実は

ご自身を縛り

じわりじわりと締め上げてゆく

でもあったと知った時

サロンのお客様も

( ̄◇ ̄;)ガーン

となります。

大丈夫ですよ

あなただけじゃない。

世界中です。

これ

きちんとした名前があって

「拮抗(きっこう)禁止令」

といいます。

拮抗(きっこう)とは

生物体のある現象に対し、

二つの要因が同時に働いて、

互いにその効果を打ち消し合う作用

のことを言います。

いいように思えますが

じつは車のアクセルとブレーキを

一緒にふんでいるような状態なので

車には

とても負荷がかかり

異常に疲れます。

そして最後には

壊れます。

例をあげます。

「○○せよ!」

裏の声(望ましいです!私できます!

       VSできません!もうやりたくありません。)

例)「努力せよ!」

裏の声(理想ですね!頑張ります!

       VS できません!もうやりたくありません。)

人は

ボロボロ

になります。

病院に行くと

ひとまず

落ち着くために

薬で寝さされます。

これにおちいっている方は

理由なくイライラしたり

とにかく「〜〜しなければならない」という

異常な強迫観念に囚われており

「〇〇できない」と落ち着かなかったり

しんどい・つらい

どうにかして

つねに満足できず枯渇していたり

罪悪感を感じています。

例でいうと

自分で課した

ダイエットメニューの

目標設定が高すぎ

次から次へ乗り換え色々試す。

うまくいかないことを毎度嘆き

そんな自分の甘さに毎度怒って失望

でもずっと痩せることを願って果敢に挑戦

と同じ構造です。

最初に言った

禁止事項のストレスと

拮抗禁止令のストレス

ダブルでかかってる方

人生が本当に辛いです。

そういうことが

よくあります。

禁止と命令で

頭フル活動

いっぱいいっぱいです。

アメリカの臨床心理学者

テイビー・ケーラー氏は

さらにこれを分析し

1.完全であれ(Be Perfect)

2.他人を喜ばせろ(Please Others)

3.努力せよ(Try Hard)

4.強くあれ(Be Strong)

5.急げ(Hurry Up)

という

人を駆り立てる

拮抗禁止令を

5つのグループ化をし

この

「〜しなさい」

という

時に

神がかって聞こえる

脅迫に

行き過ぎ注意!!

と警告しています。

言っときます。

ほどほどにはいいんですよ。

なんでも

バランスです。

そしてね

ここからが大切です。

これ

気づいたら

やめれるんですよ。

ご自身への<