ヨーロッパの修道院医療 その1


今日から2回に分けて

ドイツの現代自然療法の

源流の一つ

修道院医療のお話を

しようと思います。

今日は

第一弾

・修道院と医療が

   なぜ結びつくの??

・そんな感覚、日本にありますか?

というお話です。

修道院と医療??

とはてなマークが出た方も

いらっしゃると思います。

私もドイツに行くまで

その一人でした。

最近は

ドイツの自然療法といえば

ヒルデガルト・フォン・ビンゲン氏

取り上げられることが

多くなったので

ご存知方も多いと思いますが

ヨーロッパでは

紀元前から

教会や修道院は

医療機関としての役割を持っており、

修道女や修道士が神に仕えるために

病人を集めて日常生活上の世話・看護をしていました。

そこで薬として使われていたのが

紀元前から続く人々の知恵

ハーブなどの自然由来のもので

ドイツ地域においては、

西暦800年には全ての修道院の庭で

何の薬草(ハーブ)を育て精製しているのか

提出する法律が制定されていました。

ローズ、アイリス、バジル、

フェンネル、コリアンダー

は積極的に治療に使用され

修道院が調合レシピを次々開発し使用。

その後、18世紀に入り

宗教から徐々に医療は切り離されていきますが

今でもプライベート病院は

宗教系列に属するものが多く

私達が思う以上に

今でも自然療法や

植物での治療に安心感を持っています。

文字で言ってもよくわからないと思うので

今日は

私のドイツ時代の語学テキストを引っ張り出して

感覚でわかってもらえたらと思います!

この写真は

「病院に行く」という課のものです。

この課

ものすごく上級というわけではなく

実は初歩の辺りなのですが

(私の必死の書き込み失礼します……)

科目タイトルは

Geben Sie ihm doch diesen Tee !

彼にこのお茶をあげて!

というもの。

ドイツ文化ゼロで渡った私、

これを習ったのは

ドイツ語を習い始めて2ヶ月目の項です。

最初タイトルを見ながら

なんで病気の課で

シスターがお茶(ハーブティー)をあげるの?

と思ったんですよね。

ちなみに次のページには

病気になって病院に行って

どういう風に対応するかのレッスンです。

でも中には

こんな感じで医者じゃなくて

シスターが何故か薬剤師みたいな感じで

立っているものもあり…↓↓↓

これって変じゃない??

と思いました。

久々にテキストを見返して

当時の心境が思い出されてきましたので

一部を取り上げてみます。

=シチュエーションA=

修道院のシスターアンゲラさんを

あるお嬢さんが訪ねる。

=会話=

彼女:彼が病気なんです。2日前から頭痛で寝込んでいます。

シスター:熱があるなら彼は病院に行かなきゃ!

     ないなら彼にこのお茶を飲ませてあげてね。

ざっくりいうとこんな感じ。

病気の相談に

シスターのところに行く??

(ゆかり心の声・・・)

シスター病気に大活躍!

医者でなく・・・

こんな感じで・・・↓

当時、

繰り返しますが

私はお茶にそんな効果があるなんていう事も

ハーブに効能がある事もまだ知りませんでしたので

文法でなくシチュエーションに

?????

でした。

ですが

当時のクラスは

ほぼ私以外ヨーロピアンで

なーんにも気にしていなさそう。

むしろ

あーカモミールいいよね!とか

私はあのショップに行って買う!とか楽しそう。

で、休憩時間に友人に聞いてみました。

私:ねぇ、なんで熱が出たら修道院でハーブなの?

友人:ん???え???そこ???

私:そうじゃないよ。

  病気をすると、病院はわかるけど、

  修道院っていうこのシチュエーションがわからない。

  病気で修道院に行くっていう選択肢が日本にはない。

友人:あぁそうなんだ。古いスタイルだから今はあまりないけど

   昔は修道院が病院を兼ねてたところが多かったよ。

   今もあるよ。薬局とか修道院系列多いよ。

   私が小さい頃も、

   お腹が痛いとかちょっとした事で調子が悪くなると

   修道院に行ってハーブをもらって

   そこで治るものはそこで治して

   ひどい時に病院に行くの。

   かかりつけ医みたいな感じよね。

・・・・・・。

なんじゃそりゃ?

知らなかったよ。